久々にツーリングやイベントネタでない記事となります。
しかし、行った作業は一昨年のことになりますので、あしからず。
しかし、行った作業は一昨年のことになりますので、あしからず。
画像データを確認したら、あと一月チョットで2年が経とうとしてる。。。 時が経つのは早いモノだ。 ってか、記事に起こすのが遅すぎなんだね。
では本題、 比較的ご近所にお住まいの たなかしさんは、ホンダTL125を所有し色々とモディファイなどして楽しんでおられるのだが、知人が専用アルミタンクを製作されたとのことで、購入に至ったそうだ。
そこで、製作されたタンクの表面仕上げを依頼された。
成型されたタンクは、荒研磨などのままで素材然としてるが、その後の仕上げは各オーナーさまに委ねる
と言った出で立ち。

たなかしさんの要望は、純正タイプのカラーリングでいて、アルミの主張もしたいとのこと。
それは、同じホンダのエルシノアCR250MやBSA441ビクター、はたまた スズキRL250 等のアルミタンク仕様車に見られる雰囲気だろうと直感した![]()

早速、ライン見本としてのノーマルタンクも用意して頂くことにして、その合間にアルミ素材を表面に残す部分の研磨作業を外注依頼しておいた。
ライン見本のオレンジタンク(純正名称・タヒチアンレッド)では、子持ちラインが黒になるが、希望のスタイル・カラーは、この見本より前のモデルとなることから、子持ちラインも同色となる。
一旦は部分鏡面研磨した箇所も、塗装のノリを良くするために、再びペーパーで荒らすこととする。
このあと、更に塗料の密着を促進させるプライマーを軽く吹き、色ノセ作業を行う。
ライン見本としても使ったオレンジに対して、希望したのは(純正名称)パイングリーンと呼ばれる、緑色ではあるのだが、これに対しての決定的な色見本は持ち合わせてなかった。
依頼人も含め身近に色見本となるベースが見つからないこともあって、おおよそのイメージで構わないとのことになった。
そして、少しずつ塗り重ねて行くのだが、
画像は初期段階だったように記憶する。

数回塗り重ねた後に、半乾き状態の内にマスキングを剥がし、素材との段差にバリを出さないようにする。
今回、下吹きのサフェーサーを塗らなかったのは、素材が完成度の高い新品であることと、塗幕段差の関係になる。
塗装が乾いてから再びマスキング及び足付け作業の後、指定のタンクデカールを貼り付け、クリアーコートの作業に進むのだが、子持ちラインの方にはクリアーを吹くことはしなかった。
何故なら、アルミ素材を残す箇所は、経年によるアルミのくすみを狙ってるので、子持ちの間に残るアルミ素材箇所もクリアコートすると、光具合に差が出てしまう。
かと言って、グリーンの子持ち箇所もクリアーを吹くと塗幕厚みが増してしまい段差が多くなることを嫌ったのだ。
そんな訳で、TL125バイアルスの2型風カラーのパンティーライン・アルミタンクが仕上がった。
タンクを納めてから2ヶ月ほどして、点火系の件で遊びに来られた時に、初めて車輌に取り付けた姿を見た。
タンク側面のアルミ素材部は、まだまだ光り輝いて映り込みも眩しいようだが、徐々に表面は酸化し車輌全体に馴染んでくるだろう。
まぁ~常に磨かなければの話だが・・・![]()
まぁ~常に磨かなければの話だが・・・

ラフロード車輌は、緑の自然に馴染むが、タンクカラーが緑系なので尚更な感じに思える。
後にオリジナルのパイングリーンを見た限りでは、この塗色よりも少しばかり暗い感じに思えたが、致し方ないところだろう。